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2010年7月1日 株式会社サイバースター サロンジョブ編集局
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灰谷幸のお仕事コラム

Vol.7隠れプロフェッショナル<1> 「そう来たか!」

■ワタシは、独りで食事をすることを『独食』と呼んでいる。お酒を飲まないので、気軽に独食できる「メシ屋感覚の店」をみつけるのは意外と難しい(ファストフードは別として…)。

■以前、入口に家庭料理と書かれた店に入ってみたことがある。カウンターは常連さんらしきヒトが数人いて、楽しげに一杯やっている。周りのテーブル席は客もまばらなので、店のヒトもワタシが入ったのには気づいたようだ。自由に座れる感じだったので、4人掛けの席に座ったが、なかなか注文を取りにきてくれない。ようやくお茶が出てきたかと思えば、「お連れさんが来はるんですよね?」と言われた。独りとは思わなかったらしく、後から「お連れさん」が入ってくると思ったらしい。「いえ、独りなんですけど…」。この店には、もう行かない。

■後日、看板に創作和ダイニングと書かれた店の戸をソッと開けてみた。こぢんまりとした店ながら、予想以上に上品な造り。店員さんに、「独りなんですけど、いいですか?」と、遠慮がちに訊くと、「どうぞ、ぞうぞ、おあがりください」と言われた(このくらい言うのは当たり前や)。ところが、こちらが遠慮がちだったことを察して、「カウンター席でもあれば、お一人でも気軽にお越しいただけますのにね」と、申し訳なさそうに付け足してくれた。このひと言には、プロの匂いを感じた。

■案内されたのは、仕切りで囲まれた4人席。お酒を飲まないので、本当に夕食のつもり。おかず数品と「おにぎり」を注文した。そのおにぎりがとてもおいしかったので、お代わりをすることにした。おにぎりは、小皿に盛った漬物(2種)付きだったが、最初の漬物がまだ残っていたので、「まだこれがあるから、漬物はナシでいいです」と言った。運ばれてきたおにぎりには、漬物の小皿がついてきた。客が「いらん」と言っても一応つけてくるのかと思ったが、なんと、漬け物の種類が変わっている。4種類並んだ漬物に、プロの匂いが漂っていた。

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